65年前の中出六太郎のギターでアデリータを弾いてみました。


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このギター・・中出六太郎の1960年の為書き入りの製作ギターです。

65年経過した現在も素晴らしい立ち上がりの良いギターです。

音質も綺麗で、歯切れの良さもあり更に音量も優れています。

恐らく当時の中出六太郎のギターとしては、高級ギターに属するのでは・・

為書き入りで持ち主の名前で為書きされてます。

この時代は特に、十分寝かせた選び抜かれた材料で製作された一品です。


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弦高は私の間隔では0.5mm下げてもよいかなぁ~と思いサドルを若干削りました。

私の望む弦高高さは6絃12Fで3.0mm, 1弦12Fで2.0mmが理想です。KIMG2311.JPG

このギターは総単板の持ち主の発注した手工ギターです。

トップはスプルースで表面板に1カ所クラックがあります。

このクラックは木工専用瞬間接着剤で補強修正致しました。

バック・サイドはローズウッドです。

ナット幅50mmです。

弦長は650mmの標準サイズです。

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キズ、打痕、等は古いギターですから、気にしません。

深めのキズは木工ボンドで盛り上げます。

糸巻も若干軋み音が聴こえる為、クレ55潤滑剤で修正しました。

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65年数を経たギターですが、大きなダメージはありません。

棹もストレートを維持しています。

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とても弾き易いギターで愛着を感じます。

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今日の早朝ウオーキングの日の照る坂道・・木立の枝隙間より太陽が照る。

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